ミナミの歴史

「糸へん産業」が盛んだった大阪市福島で、南熊三郎が「南商店」を創業したのは昭和10年(1935年)のこと。当時は、無地の生機(生機:きばた…染加工する前の布生地)売りからのスタートでした。その後、染めやプリントの扱いを始め、ボーダー、ジャガードなど、徐々にカットソー生地専門商社としての幅を広げてきました。そして昭和25年(1950年)、ミナミ株式会社を設立。昭和38年(1963年)には現社屋に移り、国内生産のカットソー生地を追求しつづけて今に至ります。1990年からは東京・大阪にて展示会を開催。フランス・パリで開かれる生地の国際見本市プルミエール・ヴィジョンにも毎年出展しています。

ミナミ大阪本社

大阪市福島区のミナミ本社ビル。緩やかに円弧を描くファサードが、街並のなかでひときわ目をひきます。

大阪市福島区にあるミナミ本社ビルは、登録有形文化財に指定されている「旧川崎貯蓄銀行 福島出張所」。明治末期から昭和初期にかけて横浜で活躍した建築家・矢部又吉により設計された西洋古典建築です。古代ギリシャの神殿やヨーロッパの古い街並を思わせる壮麗な建物は、ミナミのブランドメッセージ「Textile & Story」の象徴であり、ロゴマークのモチーフにもなっています。

銀行として使われていた時代を経て、昭和38年(1963年)にミナミの社屋となった後、オフィスとしての改修を重ねてはいますが、高さのある広々とした空間や優美なコリント式の柱頭、天上装飾などは今もきちんといかされています。文化財の中で働くことを社員はみな誇りに思っており、また美しく個性的な建物は少なからず日々のものづくりへの刺激やアイデアの源泉にもなっています。

本社1階にはショールームがあり、定番から最新コレクションまで豊富な生地サンプルを取り揃えております。ぜひ一度お越しください。

ミナミの人

社員は個性さまざまですが、生地やファッションが好きという点は全員共通。自由な社風で、積極的に動くことをいとわず、まず挑戦してみる人が多くいます。お客様と向き合い、その要望に限りなく応え、喜んでいただくことを目指して、日々仕事に取り組んでいます。